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デジタルIFだと弱い信号が聞こえなくなる? [RIG]

昔ケイタイがアナログからデジタルへ移行したときに電界強度がある程度以下になるとプッツリと切れたり、あるいは地上波テレビがデジタルになったときにもそのような現象が起こりましたが、これは飛び交っている電波がデジタルになったから起こった現象です。

われわれハムの場合は電波の形式は昔となにも変化しておりません。受信機の最終段の処理がデジタル化しただけです。

ADコンバーターの入力レベルは増幅された後ですのでレベルが低すぎるということはありません。AGCも効いているのである程度のレンジに収まっているはずです。ですからANT端で弱い信号がAD変換されないということは原理的にはありえません。

ですが、アナログIFとデジタルIFの無線機では受信音に違いがあります。いままで何十年もアナログの音になれた人にはデジタルIFの音は違和感があったり自慢の耳フィルターが効き難いということはあるかも知れません。

あと考えられるのは、デジタルIFの場合は選択度を得るのが最後の方になるのでそれ以前の帯域の広い部分とのレベル配分が難しくなる可能性があるかも知れないです。帯域が広い部分に強い信号が入ると前段のゲインを下げる必要がありますがAF出力を変化させないために後段のゲインを上げて全体を一定に保つ必要があります。ですから近接する混信の程度によって受信機のレベル配分が刻々変化していると思います。ただ最近のリグはRFLTが狭くなっていますからこの問題は少なくなっていると思います。

それから、デジタル処理のソフトの問題もあるかも知れません。これはユーザーには判断が難しい。

フィルターを狭くすると カー コー という音になりますが、これが信号音と区別がつきにくいという説もあります。帯域を狭くすると信号音の付近だけしか再生されないので原理的にそのとおりです。狭くすると人間の耳フィルターが返って効果を発揮しないという可能性はあるでしょう。混信のない弱い信号は帯域が広い方が聞き易いことがありますから。ただこれはデジタルかどうかと別問題です。デジタルだから遅延を伴わずに狭くできるようになったというのはあります。

信号が前に出るとか引っ込むだとか。ここまでくるとハイファイオーディオの世界に近くなります。メーカーエンジニアも苦労しているのはないかと思います。

TS-990開発責任者 スペシャルインタビュー 受信部編
http://www.youtube.com/watch?v=JisVq2vnV2c


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